2022-01-01から1年間の記事一覧

故安倍氏の現時点での個人的評価

安倍氏の記名のある「自著」には、浅薄な日本すばらしい論しか書いていない。思想性で権力を握った安倍氏であるが、その内実、思想というものはない。 条件反射の他者攻撃、弱い相手に強い、それだけの人にしか見えなかった。悪辣な権力操作は菅氏主導で行っ…

哲学導入

哲学について少しお話しいたします。 まず、哲学者の主観は正しい、というのが、その学問の限界で、言いっぱなしという本来的な限界はあります。 いかに高度でも、私はこう思ったから、世界はこうなっているというかなり身勝手な理屈です。そうはなっていな…

カント 視霊者の夢(講談社学術文庫)書評

https://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2013/09/post_363.html カントで、読むべき本は、実はこの一冊だけかなとも言えるね。 占い師スウェーデンボルグを徹底的にこきおろし、事実関係を丹念に調査して、ウソを暴くという無駄な労力を大真面目に…

哲学に対する疑問と回答

確かに、文章読解力のある理系の人にカント、ハイデガーを読ませれば、「自意識という名前の雑多なでたらめの印象がパテで塗り固められたモックアップ、いろんな元型からパーツを寄せ集めたプラモデル」という酷評になるであろう。 論理的に考えれば、確かに…

プーチンの化石的大スラブ主義

それでプーチンの発想を解説してみよう。 19世紀には、大スラブ主義というのがあった。共産主義が抑圧したのだけれど、本音はこれであった。 そして、プーチンが、ネトウヨ、仮想戦記、低所得者の「保守本」とか、そういうものの「怨念」の噴出に「なにやっ…